映画「ツユクサ」いろいろあるけれど、あるからこそ、穏やかな毎日が愛おしい。
有難いことにラジオの番組のプレゼント企画でムビチケを当てていただき、観に行ってきました。
海辺の町で一人で暮らしている、小林聡美さん扮する五十嵐芙美。
働いているタオル工場の同僚たちやその息子、たまに行くバーのマスターや
、時々すれ違う警備員の男性とのほのぼのとした関わり。
ある夜隕石にあたったり、草笛が吹けるようになったり…
静かな暮らしにもいろんなことが起こります。
「隕石にあたるなんて、そんなことあり得ないでしょ」と思うものの、絶対にあり得ないかというと「そうでもないのかも...」と思い至ります。
五十嵐芙美が、地に足つけてキチンと暮らしている感じが好ましくて本当に憧れます。
小林聡美さんの作品からはいつもそういう雰囲気が漂ってますが『ツユクサ』での主人公の暮らしっぷりにも【キチンと感】溢れています。
お仕事を終えて、ジョギングして、晩御飯をこしらえて食べる。
アイロンがけを終えて眠りにつく…
お話が進むにつれ登場人物みんながいろんな過去、いろんな今を抱えて生きていることがわかってきます。
年月をかけて、悲しい気持ちと向き合って生きているんだなあ、と。
だけど、生きていればちょっと嬉しいことも起こるんだなあ、と。
五十嵐芙美は50歳を数年過ぎているようですが、「まだまだ人生これからだよ」と言ってもらったような映画でした。
勝手なアラ還目線でしょうか…
タオル工場の同僚の息子、航平くんと海辺で隕石のかけらを探すシーンが好きです。
なんてことのない一日、時間がゆっくり過ぎていく感じ。
ベンガルさん扮する工場長のラジオ体操のシーンと、江口のりこさん扮する同僚と信号待ちの車の窓越しにバッタリ出会うシーンは可笑しくて必見です!
ぜひ劇場でチェックしてみてください。
ではまた〜٩( 'ω' )و